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〜
「ごめんなさい…」
〜
「中に雫さん、いるよ？」
「仲直りなんて、求めてないですよ。僕」
「いや、求めてるよ。今の詩くんは、絶対に」
「…」
ほんとに、なんも分かってないよ…。
あなた、僕のこと知ってないよ…。
「…詩」
「お母さん…」
「ごめんなさい…」
「…もっとしっかり伝えてよ。何もわかんないよ」
「そうよね…。ほんとに、ごめんなさい」
〜
「お母さんね、社長さんからすごい期待されてて、妊娠中にとある大きな仕事を任されたの」
「妊娠中…？」
「そう。育休を貰おうと思ってたんだけど、仕事出来ないならやめろって。退院した後、すぐ出勤しなきゃ行けなかったの」
「ブラックじゃん」
「残業せざるを得なくて帰ってきたら詩は寝てるのよ。だから、寝顔を見ていつも癒されてたの」
「…そうなんだ」
〜Satake
「詩、私ずっと不安にさせてた」
「うん」
「この間仕事が上手くいかなくて、詩のこともバカにされて、退職届も捨てられて、心が不安定になっていたの」
「そうなんだ…。…僕も、今までのが爆発しちゃった…。何も知らずに怒った」
「大丈夫よ…。詩は、悪くないわ」
「…２人とも仲直りだね」
「ん」
〜
「…確かに可愛いね」
「でしょう？寝顔、ものすごく可愛くて癒されるわぁ」
２人で沢山話し合って、仲直りが出来たようだし。
よく頑張った俺。
その後、ぐっすり寝ちゃった詩くん。
２人で見に行くと、確かにこれは癒される。
後は、俺と詩くんが仲良くなれたら、いいな。
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