２話 ページ6
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〜
「はよー」
「おはよう」
まだ、いんじゃん。
泊まったの？
「学校まで送ってこうか？」
「いい。友達と歩いていくから」
「言葉遣い」
「…。行ってきます」
「え？朝ご飯は！？ちょっと…」
〜
玄関前、朔玖と亜樹の情報見る為にスマホを開く。
太陽は家が真隣だから大丈夫なんだけど、亜樹と朔玖の所は家が遠いからなぁ。
「あれ？大丈夫？」
「ウギャッ！びっくりした…。佐竹さん」
後ろから急にドアが開いて閉じる音が聞こえて、声かけられたから、思わずびっくりして変な声出しちゃった。
「ごめん。びっくりさせちゃった…？」
「あ、大丈夫です。友達と連絡してただけなんで」
「そうなんだ！学校頑張ってね」
ポンポン…？
頭、撫でられてる…？
あ"ー！！なしなし！！
「行ってきますっ…！」
「いってらっしゃーい」
ヤダヤダ…。
認めないから…。
やだもん
「詩？」
「太陽。はよ」
僕の周りの人急に声掛ける人ばっかだな。
「おはよう。さっきの誰？」
「再婚相手みたい」
「は！？」
因みにこいつは福山太陽。
僕の幼馴染で何年か前に父親の再婚で義母が出来たみたい。
でも、仲良くなりたくないって拒絶してるらしい。
「仲間になんなよ」
「なりたくてなってねぇよ」
しかも仲間ってなんだよ。
義母が出来た太陽と義父が出来た僕ってか？
おもんな。
「おっはよー！２人ともー！」
「うぉ！朔玖じゃん。おはよ」
「おはよう。詩、太陽」
「はよー。急に抱きついてくんな」
「へーい！」
急に抱きついてくるのはいっつも元気で明るい樋川朔玖。
その後ろから微笑みながら来るのは、朔玖の幼馴染の野上亜樹。
仲良くなってからは、４人で登校するのは当たり前で、ルーティンとやらである。
学校は、ちょっと遠いけどね
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